MEMORANDUM

  三叉路

◆ スズメが、1、2、3バ、と書くと、「お嫁サンバ」(郷ひろみ)になってしまうので、もう一度数えなおして、1、2、3羽(おなじだ)。3羽のスズメがてんでばらばらに地面をついばんでいる。撮った写真をしばらく見ているうちに、ふと落書きしたくなった。道を加える。三叉路のつもり。

♪ 1 2 3 あの三叉路で
  1 2 3 軽く手を振り
  私達 お別れなんですよ

  キャンディーズ 「微笑がえし」(作詞:阿木燿子,1978)

◆ この歌のこのフレーズを聞くたびに、キャンディーズの3人が三叉路に立ち、それぞれの道を歩き始めようとしているイメージがリアルに目に浮かぶ。スズメのキャンディーズも、これからは「それぞれの道」を歩いて行くんだなあ、と思ったり。なんてことはさすがにないけど、考えてみると、このイメージはすこし変だ。日常、気がついたらいきなり三叉路に立っていたというような状況はまずない。なにしろ、それまで歩いてきた道というものがある。ズズメなら鳥だから三叉路に直接舞い降りるかもしれないし、キャンディーズにももしかしたら天使のように羽があったのかもしれないが、そういった仮定を考慮にいれなければ、ふつうに考えて、てくてくと一本道を歩き、そのあとにようやく三叉路にたどり着くわけだから、3人が三叉路で「それぞれの道」を歩いて行こうとすると、どうしても、ひとりは、来た道を引き返すことになる。だから、三叉路ではなくて、四叉路(四つ角、四つ辻、つまりはふつうの交叉点)のほうがいいんじゃないか、とも思ったが、よく歌詞を読むと、この歌は男女の別れの歌なのだった(同時に、キャンディーズ3人の別れの歌でもあるのだが)。それならば2人だから、三叉路でいいことになる。2人の歌を3人で歌っているから、イメージがちょっとこんがらがってしまった。

◆ 《YouTube》にこんなコメント。

◇ 別れた奥さんがカラオケでこの曲を唄っていた姿を思い出します。予知してたのかな。
www.youtube.com/watch?v=SbWVGuNkVns

◆ ちょっと切ない。まったく、人生には、

♪ おかしくって 涙が出そう

◆ なことがたくさんある。

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