◆ 1973年12月1日にリリースされた井上陽水のアルバム『氷の世界』に「自己嫌悪」という曲がある。
◇ 歌詞に『めくら』と言う単語が登場するため、1996年発売のリマスタリング再発盤では自主規制により収録が見送られた。その後発売された再発盤では自主規制が解除されて再収録されている。
ja.wikipedia.org/wiki/氷の世界 (井上陽水のアルバム)
♪ めくらの男は静かに見てる
自分の似顔絵描いてもらって
似てるとひとこと呟いている
あなたの目と目よ涙でにじめ
井上陽水 「自己嫌悪」(作詞:井上陽水)
◆ 1974年12月10日にリリースされた吉田拓郎(よしだたくろう)のアルバム『今はまだ人生を語らず』に「ペニーレインでバーボン」という曲がある。
◇ 1986年にCD化。1990年にはCD選書で再発売されたが、1曲目に収録されている「ペニーレインでバーボン」に「つんぼ桟敷」という差別語とも受け取れる言葉が含まれていることから、いずれも生産が中止された。
ja.wikipedia.org/wiki/今はまだ人生を語らず
♪ テレビはいったい誰のためのもの
見ている者はいつもつんぼさじき
気持ちの悪い政治家どもが
勝手なことばかり言い合って
吉田拓郎 「ペニーレインでバーボン」(作詞:吉田拓郎)
◆ めくらの男がつんぼ桟敷。めしいの男がかやの外? 盲(めしい)の男、盲(めし)いた男、これは問題ないのか? よくわからない。蚊帳(かや)の外、こちらは大丈夫だろうが、蚊帳自体がもう死語か? そういえば、蠅帳(はいちょう)なんてのもあったな。と、あれこれ考えていたら、
◇ 1974年発売の吉田拓郎の『ペニーレインでバーボン』の歌詞にある「つんぼ桟敷」という語、および1980年発売の山口百恵の『謝肉祭』の歌詞にある「ジプシー」という語に対し使用が問題視され、両者の発売元ソニー・ミュージックエンタテインメント(当時のCBS / SONY)の判断で、後に発売が中止されて廃盤となった。『ペニーレイン~』は2006年の「つま恋」コンサートでも吉田拓郎本人が「蚊帳の外で」と言い換えて歌っていた。「謝肉祭」に関しては、1997年7月21日発売の「山口百恵ベスト・セレクションVol.2」を最後にしばらくCD収録が見送られたり、引退公演の模様を収めたDVDからもカットされたが(ライブCD、またライブビデオやLD発売時はカットされず収録)、2005年5月25日発売の「コンプリート百恵回帰」に「謝肉祭」を収録したことについての注釈を歌詞カードに載せ収録された。また、2006年1月18日に発売された山口の「モモエ・ライブ・プレムアム」ではCD・DVD共にカットされず収録された。
ja.wikipedia.org/wiki/表現の自主規制
◆ 「ジプシー」のほうも気にはなるが、「つんぼ桟敷」のほうは、拓郎本人が「蚊帳の外で」と言い換えて歌ったことがあるのだそうで。確かめてみると、その通りだった。