◆ 「赤坂忍路ビル」の「忍路」はなんと読むか? 悩むことはない。「おしょろ」と読む。そのように仮名が振ってある。それでもなお、堂々と、
◇ 赤坂 忍路ビル (あかさかしのぶじびる)
www.gulliver.co.jp/sodan/yakasaka.html
◆ と読むひともいるだろう。振り仮名がなければ、「忍路」を「にんろ」と読むひともいるかもしれない。
◇ わたしとT根川君は、この創業昭和25年という立ち飲み屋「忍路」の読み方が分からず、勝手に「にんろ」と呼んでいた。
blog.goo.ne.jp/kumaneko71/e/7e8bbf44aa1c4b1f4f4072b9441d0438
◆ 御徒町ガード下にあったこの飲み屋も《livedoor グルメ》には、
◇ 店名:忍路 よみ:しのぶじ
gourmet.livedoor.com/restaurant/341386/
◆ として登録されている。東京ではしかたのないことだろう。もともとがアイヌ語由来の地名なのだから。もちろん、最初から仮名表記にしておけば、誤読の心配はない。北海道大学水産学部の練習船に「おしょろ丸」がある。
◇ 〔北海道大学水産学部長 原彰彦〕 『忍路丸』の船名は、当時の遠藤吉三郎教授の発案で、民謡江差追分本唄の歌詞「忍路高島及びもないが、せめて歌棄(うたすつ)磯谷まで」からとることになり、佐藤昌介学長が命名したものである。しかし、忍路を"おしょろ"と読む人は少なく、"しのぶぢ"と呼ばれることが多いので、II世からは『おしょろ丸』と平仮名に船名を変えて、現在、おしょろ丸Ⅳ世として活躍している。初代忍路丸が就航して以来、本年〔2009年〕で100周年を迎えた。
www.fish.hokudai.ac.jp/oshoro100/f_main_01.html