MEMORANDUM

  終わりと始まり

◆ 梅雨は明けたが、「ツユ・イズ・オーヴァー」はまだ終わらない。ある国語辞典の「明ける」の項に、こんな解説があった。

◇ 「夜が―/朝が―」「旧年が―/新年が―」のように、古いものと新しいものの両方を主語にとる。前者は現象の変化に、後者は新しく生じた変化の結果に注目していう。同種の言い方に「水が沸く/湯が沸く」などがある。
大修館書店 『明鏡国語辞典』

◆ 梅雨明けを「オープニング・ツユ」と迷訳したMくんのあたまのなかもわからなくはない。「明ける」は「開ける」でもあって、「open」というコトバに直結してもなんの不思議もない。

◆ 「梅雨が明けた!」というのは「夏が来た!」というのとほぼ同義だろう。

◆ 西洋には「王様は死んだ! 王様万歳!」という言い回しもある。(以下、今日の宿題)

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