◆ アンデルセンの『裸の王様』を、 ◇ 王様が裸ということに周囲の大人は皆、気づいているのに、怖いからか、バカだと思われるのが嫌だからか、口に出せない。それを言えたのは子供だけ。 ◆ というハナシとして理解しているひとが多いだろうが、 ◇ この童話では、王様が裸だということは、一人一人には、そう見えているのですが、そのみんながみんな、そう見えているのは自分にばかりで、ほかの人間には服が見えていると思っているため、そのことを人には黙っているのです。そういうことがあるため、一人の男の子が「王様は裸だ」というと、その声があっという間にひろがり、王様もそれを聞いて、具合の悪い思いをするという話なのです。 ◆ と考えるひともいて、この違いはことのほか大きいだろうと思う。 |
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