MEMORANDUM

  『マルコビッチの穴』

◆ 連想ゲーム。J・G・バラード(James Graham Ballard, 1930年11月18日 - 2009年4月19日)が死去し(てい)たことをあるサイトの記事で知る。

〔ロンドン 19日 ロイター〕 英作家J・G・バラードさんが19日、ロンドンの自宅で死去した。78歳だった。 代理人によると、前立腺がんを患っていたという。バラードさんは、第2次世界大戦中だった子ども時代、両親とともに上海の日本軍の捕虜収容所に抑留された。その体験を基に書いた「太陽の帝国」は、スティーブン・スピルバーグ監督によって映画化された。
p.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-37578920090420

◆ スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『太陽の帝国』(Empire of the Sun, 1987)に出演していたのが、ジョン・マルコヴィッチ(John Gavin Malkovich)。

◇ ジョン・マルコビッチの作品映画といえば、ぜひ一度、「マルコビッチの穴」を観ていただきたいです。「マルコビッチの穴」は実に摩訶不思議な話です。よくこんな脚本を書いたな、と感心しちゃう作品です。
www.1eiga.com/modules/myalbum/photo.php?lid=10&cid=1

◇ 昔「マルコビッチの穴」って映画があったんですが、あの映画はさっぱり意味が分からない。あるビルの一室から俳優マルコビッチの意識へと繋がる穴が開いているんですが、その中に入ると、ワケわかんない世界が広がっているわけです。「マルコビッチマルコビッチマルコビッチ…マルコビッチマルコビッチ…」とか言ってるの。よく分からないと思いますけど、そういう映画なんです。
mousouryoku.jugem.jp/?day=20090324

◇ 多くの人が、観終わったあとに頭の上にポンっと「?」が出てくるだろうと思われる映画だ。こういう映画は「えーと、それで、どういうこと?」などと考えてはいけないのだろう。マルコヴィッチとは、実在の俳優ジョン・マルコヴィッチのことだ。本人も本人役で登場する(主演ではない。いじられ役、というところか)。不条理てんこ盛りの映画だが、一番の不条理は「なんでマルコヴィッチ?」かもしれない。
bsystem-jp.com/hydro/amazon/31to40.html

◆ この『マルコビッチの穴』(Being John Malkovich), 1999)などというイカレタ映画を、たとえば、ラブホテルの大型液晶テレビ(プラズマ?)で、恋人の入浴中に見始めてしまうというのは、よほどのことがないかぎり(相手が度を越した映画好きであるとか)、あまり好ましい状況とはいえないだろう。『未来世紀ブラジル』(Brazil, 1985)を見たこともあったが、これもまた、ある意味では、好ましい結果をもたらしはしなかった。とはいえ、映画を見るためにだけ行くのであれば、ラブホテルというのはかなり好都合な環境であるかもしれない。そういえば、ちょっと前にラブホテルのことを書いたのは、あるサイトの記事を読んだことが発端だった。円環閉じる。

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