MEMORANDUM

【馬の名前】  ダンスインザムード

◆ 東京のソメイヨシノはあらかた散ってしまったが、今日は阪神で桜花賞。5年前の2004年にこのレースを勝ったのは、武豊騎乗のダンスインザムード。

◇ 「姉(ダンスパートナー)も兄(ダンスインザダーク)も素晴らしかったけど、ダンスインザムードも本当に欠点がない素晴らしい馬。超A級でしょう」(武豊)
www.daily.co.jp/horse/schedule2004/040411g1.shtml

◆ DANCE IN THE MOOD。「イン・ザ・ムード」といえば、グレン・ミラー。最近読んだ2冊の岩波新書から。

◇ 『イン・ザ・ムード』はいいまでもなく、グレン・ミラー楽団の大ヒット曲ですが、坂田さんさんはフリージャズですからね、やったことがなかったわけです。でも、あの局はブルースのコード進行でできていて、いわば定型ですから、そこはプロ、素知らぬ顔で、「じゃあ、やってみよう」。
小室等 『人生を肯定するもの、それが音楽』(岩波新書,p.111-112)

◆ ジャズサックス奏者の坂田明が、与那国島で中学校のブラスバンドとセッションをすることになり、中学生たちが演奏したいと言った曲が、この「イン・ザ・ムード」。

◇ 主演は絶対に夏目雅子であるべきであった。もし彼女の側のスケジュールが不都合であれば、制作期間を変更してでも彼女にやってもらいたかった。幸いなことに彼女は、出演を快諾してくれた。/ もう一つ、テーマ曲は、グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」を使いたいと思った。アメリカがやって来た、と感じさせるにはこれ以外の曲は考えられない。
阿久悠 『愛すべき名歌たち』(岩波新書,p.244)

◆ 「瀬戸内少年野球団」の原作者である作詞家の阿久悠が、映画化にさいしてテーマ曲にしたいと考えたのが、この「イン・ザ・ムード」。

◇ 「怨み屋本舗」といい「嫌われ松子の一生」といい、どうして「イン・ザ・ムード」をタイトル曲に据えたドラマは不愉快な番組ばかりなのだろうか。序でに言うと、オレは篠田正浩の「瀬戸内少年野球団」も嫌いなので、識っている限りでは例外は「スウィング・ガールズ」しかない。
kuronekotei.way-nifty.com/nichijou/2006/12/in_the_mood.html

◆ なるほどね。「スウィング・ガールズ」はたしかによかった。

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