◆ 前回「お便所」のハナシで、「お便所見知り」というコトバに驚いたということを書いたが、 ◇ フィンランド人は、見知らぬ人にはフレンドリーではない。多くは人見知りだ。 ◆ というような文章を読んでも、「人見知り」の意味が「顔見知り」と少し重なって、瞬時には了解できなかった(そんなのはワタシだけ?)。で、「見知り」について、ちょっと調べてみたが、とくにおもしろい内容はなかったので、フィンランド人のハナシにする。 ◆ フィンランド大使館一等書記官のユハ・ニエミさんが、《かもめ食堂から見えるフィンランドの暮らし》と題する講演のなかで、フィンランド人の特性を5つ挙げていて、これがなかなかおもしろい。 ◇ 特性第一:目新しいものに対するちょっとした警戒心も、結局、好奇心には負けてしまう。 「かもめ食堂」では、3人のフィンランド人女性が窓の外から食堂を覗いている場面がありますが、正にこの特性を捉えています。初めは、子どものように興味津々、でも、相手に気づかれて ちょっとイラつく、そして最後には、両手を広げて受け入れる・・・。全体的にいえば、90年代はじめにフィンランドが情報化社会にすばやく移行できた背景にも、この強い好奇心と新しいものを積極的に取り入れるという姿勢 があったとも言えるでしょう。 ◆ なるほど。特に最後の小咄がおもしろい。あたりまえだが、世界はアメリカ人ばかりではない。「愛しているよ」などと、どうしてシラフで言えようか? と、これはまたべつなハナシで。 |
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