◆ 街でよく見かけるけど、この字は読めるかな? ◆ 簡単すぎました? 左は 「きそば」、右は 「うなぎ」。では、これはどうかな? お店の名前です。 ◆ これも簡単? 左は 「さらしな」、右は 「ちんりう」。「う奈ぎ」 が読めれば 「さらし奈」 も読めますね。《ちん里う》 は小田原の梅干屋さん。つぎはちょっと難しいけど、読めるかな? ◆ 左は 「(大久保)だんご」、右は 「かまほこ(處)」。団子と蒲鉾。「だんご」 の 「ご」 と「かまほこ」 の 「こ」 の字が似てますね。これは漢字の 「古」 を元にくずしたひらがなです。かなだから点々が打てるんですね。「だんご」 の 「だ」 も、字母(元の漢字)は 「多」 ですが、これに濁点を打って、「多゛」。つづけると 「多゛ん古゛」 ってな感じ。「かまほこ」 も元の漢字に直せば、「加満保古」。このような今ではあまり見かけないかなのことを変体仮名と呼びます。 ◇ へんたいがな 【変体仮名】 現行の通常の平仮名とは異なる字体の仮名。1900年(明治33)の 「小学校令施行規則」 で統一された平仮名の字体以外の仮名。漢字の草体の簡略化が進んでいないものや、現行の仮名のもとになった漢字とは異なる漢字の草体から生まれた仮名。 ◆ 参考サイト:《変体仮名を覚えよう》 |
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はじめまして。変体仮名を読める人が少なくなっていますね。
街を歩いていると時々貴HPの写真のような変体仮名で書かれた看板を見かけます。
参考サイトとして《変体仮名を覚えよう》も結構ですが、
『これでわかる仮名の成り立ち』も参考になると思いますので
ご紹介します。
上記URLから覗いてください。