MEMORANDUM

  紫煙

♪ 煙草のけむりの中に
  かくれて見えない
  あなたはどんな顔で
  私を見てるの?

  五輪真弓 「煙草のけむり」(作詞:五輪真弓)

◆ タバコを吸い始めたころに、ぼけっとタバコの煙を見ていて、その煙がうすく紫がかっていることに気がついて、ちいさな感動をした。ああ、ほんとうに紫煙なんだな、と思ったのだった。

し‐えん【紫煙・紫烟】 紫色の煙。紫色のもや。また、特に、タバコの煙。「―をくゆらす」
小学館 『大辞泉』

◆ 紫煙というコトバは知っていたけれど、じっさいのタバコの煙の色を注視したのは、あとにもさきにもその一度しかない。

◆ タバコの煙がどうして紫がかって見えるのかについての説明を、タバコとはあまり縁のなさそうなところから見つけた。ネット証券会社 《マネックス証券》 の社長 「松本大のつぶやき」 から。

◇ 煙草の煙は紫煙ですが、一旦吸われて吐かれた煙は白煙です。これは気管の中で水分が煙の粒子に付着して粒子が大きくなるためです。吸う前の小さな粒子は波長の短い紫色だけを反射し、吸った後の大きな粒子は長い波長も含めて反射するので白く見えます。
www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/000299.html

◆ 辞書にもこれくらいの説明があっていい。

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