MEMORANDUM

  薔薇線

◆ ネット検索をしていると、地方新聞のページに出くわすことが間々あって、そんなときにはちょっと旅行気分になったりもする(ワタシは旅行に行くと、その土地の新聞を買う習慣がある。なぜかは知らないが、天声人語を真似たようなコラム欄がどこの新聞にもあって、たいていは文章がこなれていない)。それはさておき、岩手日報の「風土計」というコラムより。

◇ 子どものころは、近所のあちこちに有刺鉄線が張り巡らされ、服は破くわ傷はつくるわ、いずれ恐怖の的だった。いわゆるばら線だ。〔中略〕 最近、市街地では特に、ばら線を目にすることもなくなった。当時の子どもは、何がなくてもばら線の向こう側だから面白そう-という発想だったと思う。もしかしたら今は、危険性に加え、けがをした場合の補償など、いろいろ面倒な話があるのかもしれない。
www.iwate-np.co.jp/fudokei/f200510.htm

◆ ばら線。一度くらいは耳にしたような気もするが、ワタシの辞書には登録されていなかったようで、しばらく考えた。

◇ 有刺鉄線は他に「鬼針(おにはり)」、「犬釘」、「Barbed Wire」 とも呼ばれている。
ja.wikipedia.org/wiki/有刺鉄線

◆ ここには、「ばら線」の名はない。ばら線、バラ線、・・・ひょっとして、薔薇線?

◇ 母は某有名女子大に入れたくて、一応受かりましたが、塀に薔薇線張っているような学校にはあまり興味ありませんでした。
kisekinokaze.ameblo.jp/day-20050611.html

◆ “薔薇線” での検索結果があまりにも少ない(約300)ので、あるいは違うのかもしれないが、なんとなく納得してしまう。薔薇と有刺鉄線。そういえば、と突然思い出した。以前に有刺鉄線と薔薇の写真を撮ったこと。写真日記を見返すと、その写真には、「棘のあるもの」というタイトル。2004年1月23日、豊島区目白。

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