MEMORANDUM

  さくら市

◆ 茨城県で筑西市が誕生したのと同じ3月28日に、栃木県では氏家(うじいえ)町と喜連川(きつれがわ)町が合併して新しい市が誕生した。その市名が、なんと 「さくら市」。さくら市のホームページに 《新市名 「さくら市」 選定の理由》 が記されている。

◇ 氏家町では勝山城址の桜・鬼怒川堤防の桜堤、喜連川町では県道佐久山・喜連川線の桜並木・お丸山公園の桜など両町民にとって桜は長年親しまれてきた花である。また、ひらがなにすることで表現が柔らかくなり、桜の花のように美しい“まち”になってほしいという両町民のまちづくりへの願いが込められている。
www.city.tochigi-sakura.lg.jp/gappeikeii.html

◆ なんとみごとなお役人の作文。コメントする気もすっかり失せてしまったので、よそからコメントを拝借することにする。和歌山の地方紙 《紀伊民報》 のコラム 「水鉄砲」(2004年2月11日付) から。

◇ この二つの町には桜並木がある。それが名前の根拠になっている。桜並木の名所なんて全国にはざらにある。氏家町総務課に聞いてみると、両町には特徴のある歴史的なものが何にもない。「さくら市」 と決まったことで、住民も納得しているという。漢字にしないでひらがなにしたのは 「やさしい」 からだそうだ。そんなものかなと思う。
www.agara.co.jp/column/mizu/2004-02/mizu040211.html

◆ そうかな。そんなものかな。

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