◆ 2005年2月28日、文京区・護国寺。(仁王のつづき) が、しかし、仁王の写真を撮るのは簡単ではない。
◇ 金剛力士像そのものはなかなかなんだけど、鳩害防止のためと思われる金網で囲まれているのがちょっと興ざめです。まあ、どこの仁王様も同じような理由で金網で囲われているので、仕方のないことなのですが。
bird.way-nifty.com/diary/2004/10/post_4.html
◆ そう、仁王のまわりには金網が張ってあることが多く、そのために写真を撮るには苦労する。
◇ お寺の山門や総門にある仁王像は、なかなか良い被写体になります。仏像、特に国宝に指定されているような貴重な仏像は、大抵撮影禁止になっているので、撮影可能な仏像はありがたいです。でも、大抵金網や柱が邪魔して、なかなか良いアングルで撮れないんですよね。この写真も、両端に柵が写りこんでしまっています。
home.att.ne.jp/omega/mshibuya/ichimai/ichimai_20020602.htm
◇ 近所のお寺の仁王像です。鳩よけの金網が邪魔ですね。
keiko.parfe.jp/diary-001-2004-009.html
◆ というわけで、この金網があるかぎり仁王を捕るのは至難の業である。仁王にピントを合わせれば金網がほどよくぼけて目立たなくなるが、最近のカメラはオートフォーカスなので、たいていは金網の方にピントが合ってしまう。あるいは、金網のスキマから撮ればいいのではと思われるかもしれないが、レンズがすっぽり入るほど金網の目が粗いといころも多くはない。もちろんカメラにも大小さまざまなサイズがあるから、コンパクトなカメラなら問題はない。そうして、ワタシが使っている Canon IXY DIGITAL 30 もわりとコンパクトにできているので、なんとかなる。
◆ なんとか金網をクリアしたとしても、これまた仁王を取り囲んでいる木の柵がこれまた問題になる。この柵は仁王の足元を囲っているだけだが、なにしろ仁王はデカイので、カメラを構える位置では柵がジャマをする。手を上に伸ばせば柵を越えるが、そうするとモニターを見ることができないので、デタラメにシャッターを押すことになる。柵をよじ登るのが一番いい方法だと思うが、人目が気になり気がひける。そういうわけで、柵のスキマになんとかカメラを突っ込んで、さらに金網の目をよけるポジションを見つけてカメラを押しつけ、手がつりそうになりながらレンズの向きを修正したうえで、ようやくシャッターを押すことができる。撮った写真をモニターで確認。運よく上手に撮れていれば、にやりと笑う。仁王を撮った、捕った、獲った、盗った。してやったり、苦労したカイがあった、そんな気分。
◇ 仁王像、やっぱり撮りたくなるけど、金網の向こうにいてはるのが多くてなかなか撮れません。こちらの仁王さんは囲まれてなくてよかったです。
malion.exblog.jp/1418158
◆ そうそう、なかには 「金網の向こうにいてはらへん」 場合もあって、そんな仁王さんは、コチラが 「なんと無防備な」 と余計な心配をしてしまうほどに、あけっぴろげで男らしい。「わしゃ、ハトのフンなんて細かいこと気にせいへん」 と主張しているようでもある。たとえば、仁和寺がそうだった。さえぎるものはなにもなく、写真も撮り放題。だけど、なんだかすこしもの足りないような・・・。おかしなものである。