◆ ああ、もう師走12月。なんだか忙しい。以前よりもそう感じるのは、走る 「師」 が増えたからではあるまいか? ◇ 2001年改正前の旧「保健婦助産婦看護婦法」では、正式名称は男女とも「看護婦」であり、男性については旧厚生省の通達で「看護士」と呼称したが、1999年の男女雇用機会均等法の改正や、男性の免許名との兼ね合いで、2001年に「保健師助産師看護師法」として改正され、2002年3月から、男女とも「看護師」という言い方に変更された。 ◆ あまり病院に行かないので、看護師さんと呼びかける機会もないけれど、呼ぶとすれば 「ナースさん」 にするかな。でも、やっぱりカンゴフさんかな。 ◇ ただし、看護師全体では女性が95%を占めるため、依然として「看護婦」と呼ばれることも多く、数少ない男性看護師については、小林光恵の男性看護師を扱ったコメディ作品および日テレドラマ『ナースマン』の影響から「ナースマン」(造語・作品名であり、男性看護師を指す英語としては通じない)と呼ばれることもある。 ◆ まあ、そのうち、小児科病棟の女の子たちが、 ◇ 「あのね~~、あたし、おっきくなったら、カンゴクさんになるんだぁ、カンゴクさんに!」 ◆ と、「シ」 が上手に発音できなくて 「監獄さん」 になってしまう、なんてこともこれからは少なくなるのだろう。また、こんなハナシも。 ◇ 国家資格の世界では男女関係なく、広く「士」の字が使われてきています。たとえば、「弁護士、公認会計士、税理士、行政書士、司法書士、弁理士、社会保険労務士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、中小企業診断士、気象予報士、消防士、一等航海士、一等建築士、測量士」などが「士」です。医学に関係ありそうなものでも「栄養士、歯科技工士、理学療法士、介護福祉士」などは「士」です。 / それに対して、国家資格で「師」を使うものはあまり多くありません。「医師、薬剤師、はり師、あん摩マッサージ指圧師、きゅう師、調理師、美容師、理容師、調教師」などです。「師」を使っている資格を見てみると旧厚生省関係のものがとても目につきます。「看護し」の「し」の字に「師」が選ばれた理由にはお役所の縄張りもあるのかも知れません。 ◆ ところで、家政婦はそのままでよかったでしょうか? |
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わたしは古いタイプなのか、
「看護師さ~ん!」
は言いなれなくて、やっぱり
「看護婦さ~ん!」
と呼びかけてましたよ。
うむむ。いづれ慣れるときがくるのかな。
慣れたくないような気もします。