◆ 「When I grow up I want to be」で検索したら、こんなアイリッシュ・ジョークがヒットしたので、載せておく。 ◇ アイルランドの小学校での授業中のこと。先生(sister)が生徒たちに、「大きくなったらなにになりたい?」と聞いて回った。すると、ひとりの女の子がこう答えた。「When I grow up I want to be a prostitute.」 その答えを聞いて先生はショックのあまりに失神。しばらくして意識を取り戻した先生、先の女の子に「さっきは、大きくなったらなにになりたいって言ったの?」。女の子は「prostitute(娼婦)よ」とおんなじ答え。なのに、先生は「ああ、よかった」とほっと一息。「Protestant って言ったのかと思ったわ」。 ◆ 原文はコチラ。このジョークを理解するには、アイルランドが敬虔なカトリックの国であることを知っていれば事足りる。 ◆ 黒沢年男の『時には娼婦のように』という歌が流行ったことがあった(1978)。 ◇ 私は、歌詞の出だしを聞いてゾッとした。それは大人社会、いや『中年男社会』に対する生理的な嫌悪感だった。私は十にも満たなかったが、娼婦は職業上の必要に迫られて淫らな格好をしているものであり、好き好んでそんな仕事をしているわけではないことを知っていたからだ。そんな歌を嬉々として歌う大人を見るたび、暗鬱たる心持ちになり、大人になったらそんな連中のウヨウヨいる中に出てゆかねばならぬのかと、身の毛もよだつ思いだった。 ◆ 作詞は、なかにし礼。そのゾッとする歌詞はというと、 ♪ 時には娼婦のように 淫らな女になりな ◆ このジョークを理解するには、なにを知っていれば事足りるのだろう。 |