MEMORANDUM

  便座にしゃがみて

◆ 便座にしゃがんで、『週刊文春』5月20日号をパラパラ読んだ。

◇ 他のご家庭と比較して、うちってヘンかなって思うんです。
(p.70)

◆ これは「食卓の記憶」というリレー式エッセーコーナーに登場した野田聖子(衆議院議員)の文章の冒頭。これって、あたし、なんだか宇能鴻一郎の官能小説みたい、と思うんです。

◇ 私は、食べることにはあまり関心がない。執着みたいなものもあまりない。
(p.128)

◆ これは「文春図書館」の「今週の三冊」で、筒井ともみ著『食べる女』を書評している小泉今日子の文章の冒頭。それにしても、キョンキョンが書評をしてるとは、びっくりだあ! でも、「私は、」で読点を打ってあるのは、なんだか小学生の作文みたい。

◇ 日本政府は救出に関わっていないのだから、「救出費用」は請求できないはずだ。頼みもしないチャーター機や、外交官はいつもあんな贅沢な医療サービスを受けているのかとため息がでるようなチョー豪勢なドバイの病院の診療費など、どれも政府が救出した振りをするための宣伝広告費ではないか。 / 救出費用請求を最初に言い出したのは、公明党の冬柴幹事長。さすが、信ずる者しか救わない宗教政党、〔・・・・・・〕
(p.131)

◆ これは、「私の読書日記」での米原万里の文章。見事な啖呵の切りっぷり。さすがは江戸っ子だねえ。思わず溜飲が下がる。

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