◆ 焦っている。毎年恒例のことだが、この時期になると、焦る。一年の帳尻をなんとか合わせようとして、あがく。年頭に漠然と考えていた、あれやこれやの目標やら予定やらを、いまごろ思い出しては、なんとかならぬものかと思案したりして、さらに時間が過ぎ、残すところあと3日。 ◆ いまは冬休み。といってもワタシがではない。生徒・学生が、である。小学校の冬休みに宿題というものがあったものかどうか、ずいぶん以前のことなので忘れてしまったが、夏休みには宿題があって、それをやり始めるのは、いつも8月の25日を過ぎてからだった。仕上がるのは、9月にはいってからだった。そのころは、それで帳尻が合っていたのだったが・・・。 ◆ もはや一年の帳尻は3日では合わないだろう。とりあえず、あと本を100冊くらい読んで、映画を50本くらい観て、海外旅行に3回くらい行けば、帳尻は合うのだが・・・。では、人生の帳尻は、80年生きるとして、5年くらいあれば十分だろうか? それとも、もう帳尻合わせのリミットを越えてしまっているのだろうか? そんなことを考えているひまがあったら、と内なる声が聞こえてくる。雨音も聞こえてくる。今年最後の仕事は、ああ雨か! こればかりは焦っても仕方がない。 |
このページの URL : | |
Trackback URL : |