MEMORANDUM

  悔しい卒業式

◆ 3月25日に「疲れた夜のバスのなかで考えたこと」という文章をココに書いた。「疲れたバス」という表現をなんとなく思いついて、気に入ったから。疲れているのは、もちろんバス自体ではなくて、仕事帰りのワタシだったわけで、日本語としては破格だろうけれど、これでも通じるのでは、と思った次第。でも、やっぱりよくわからないようでもある。などと考えていたら、3月26日の「日刊スポーツ」の芸能欄で「悔しい卒業式」という見出しが目についた。

◇ 早稲田大第二文学部に在籍していたタレントそのまんま東(46)が25日、早大キャンパスで行われた卒業式に出席した。あと1歩で首席卒業というトップクラスの成績で、若い学友たちから拍手で祝福を受けた。
www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040326-0005.html

◆ 首席で卒業できなかったから、悔しい卒業式というわけらしい。卒業式が悔しがったりするわけはない。悔しいのは、そのまんま東そのひとである。そのまんま東が早稲田にいたとは初めて知った。おまけに、

◇ 4月からは、同大政治経済学部に入学する。私学最難関とされるだけに、師匠のビートたけしも喜んでくれたという。
www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040326-0005.html

◆ これで早稲田の政経のイメージがどう変化するのか、興味のあるところ。それはさておき、「悔しい卒業式」と「疲れたバス」とは似たような構造をしていると思えるのに、「悔しい卒業式」のほうが数段わかりやすい感じがする。どうしてだろう?

◆ こんなことをいつもバスや電車のなかで考えている。だから、けっしてメールを打ったりはしない。

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